祇園山プロジェクト
島袋道浩【光る道ー階段のない参道】【首飾りー石を持って山に登る】(2021年)
国東半島芸術祭が終わった後も、アート作品は増えています。
島袋道浩さんが国東半島に設置した4作品のうちの2作品をご紹介します。
国東市旭日地区の象徴でもある標高81mの祇園山に設置されたのは、島袋道浩さんの【光る道ー階段のない参道】【首飾りー石を持って山に登る】です。
島袋さんは兵庫県神戸市出身、現在は沖縄県那覇市在住の美術家。
1990年代初頭より国内外を旅して、そこに生きる人々の生活や文化から、コミュニケーションやアートのあり方に関する作品を制作しています。
祇園山は大分空港から車で10分ほどのところにあり、頂上からは広がる田畑や、豊後水道、瀬戸内海が一望できます。元日の初日の出スポットとしても有名です。
かつて、祇園山の頂上には八坂神社があったことから、祇園山の麓には鳥居があります。鳥居の先にある急斜面の坂道が旧八坂神社の参道で、島袋さんはこの参道に白い手すりを設置しました。
この手すりにはLEDライトが設置されていて、夜になると手すりが点灯し、山頂まで一筋の光が灯り、【光る道】となります。この道は着陸する飛行機からも確認することができるそう。(点灯時間は日没後〜22:00まで)
手すりを頼りに参道を登った先に現れるのが、【首飾りー石を持って山に登る】。
この場所には、世界各地の石や岩で作られた首飾りのような丸い形の広場があります。
この場所を訪れる人が石を持参して置いていくことで、育っていく作品です。
ぜひ、祇園山へ登る際には石を持って、作品作りに参加してみてください!
光る道ー階段のない参道
首飾りー石を持って山に登る
大分県国東市国東町綱井 祇園山
大分空港から車で約10分
駐車場あり